初審査

3月、清道館から初めて5人が審査を受けた。

内、2名が5級に、3名が4級になった。
おめでとうございます。

5人の審査を見ながらその成長ぶりに、一年前、稽古場を立ち上げた頃のことが思い出され、あぁここまで来たんだと感慨深かった。

審査で査定されるものとはなんだろうか。

審査とは、内田先生によればいわゆる発表の場。
審査の許可が出るということは、あなたは何級・何段の資格がすでにありますが、そのことをみんなの前で示してください、さあどうしますか?という「問い」であり、審査演武はその「問い」に対するそ「答」を発表する場である、と。

合気道の演武、ことに審査演武には「その人となり」がみごとに出る。
おーこわ。
だから私は今でも演武が嫌いだ。
そもそも合気道の技は人に見せるためのものではない、というのも嫌いな理由のひとつであるけれど。

そんな演武嫌いな先生に教えられたにも関わらず、清道館の5人はそれぞれに、それぞれらしい「答」をしっかりプレゼンしていたと思う。
それぞれが自分の人生を生きている人たちである。
さすがだなと思わせるものがそこにはしっかり現れていた。

飛び級したりしなかったりは運のようなものである。
みんなよく稽古したと思う。
「稽古は裏切らない」。

審査はゴールでも何でもなく、単なる通過点である。
でも審査というちょっとした負荷が、人をぐんと成長させる。

5人の技が私にそっくりだと、内田先生をはじめたくさんの人に言われた。
改めて、合気道を教えていくことの責任の重さを感じて引き締まる思いである。
と同時に、「教え子」の成長を見る喜び、「先生」という仕事の面白さに驚く、一年目の春でありました。