稽古日誌 森川祐子

(井上不在中の代稽古、自主稽古について、森川さんが日誌をまとめてくれましたので、ご本人の了承を得て公開します。井上)

合気道稽古日誌                    2015年7月12日

指導:石田先生
場所:西スポ、15:00〜18:00
参加:大門、田中(り)、岸本、川住、森川、林、神田(くし野は受付作業のみ)

(初めに)「井上先生と違うところがあるかもしれませんが、今日は私の指導を聞いていただき、各自合うと思うところを選んで取り入れてください」

体操ー呼吸法ー四方切り
 ・[畳に背中をならす]で、「前の足について、足の裏を畳につけると動きが 
  止まるので、足の甲をつけるようにするとバネになって立ち上がりやすい」
足捌き
 前後に、送り足・継ぎ足・送って継いで送り足・歩み足。
 回転・転換・入り身転換。
 ・ 畳の線に前後の足の母指球を合わせる。
 ・ 半身を変えるとき、腰を浮かせない。
 ・ 歩み足で、体の向き変えない。
 ・ 転換でコンパス運動しない。
・ (今日はやらなかったが)転換で腕の振りに頼らないために、帯に指を
かけたままやってみよう。
(休憩)
六方向の転換・四番まで(受けは森川)
 ・ 取りは受けに、“取らせる”。動きの中で取らせる。
 ・ 二番で、取りはカーブを描かず、直角に方向転換。
 ・ 接点は自分(取り)の正面。
[正面打ち]
一教(受けは大門)
 ・ 両手で崩れない三角をつくる。
 ・ 表:受けの腕を90度→180度→270度と回し、手のひらを上に向ける。
 ・ 上の時点で受けの頭より前方に出ていること。
・ 締めのとき、受けの脇をなるべく広角に。こうすれば手で押さえつける
必要はない。
・ 受けに近い方の脚を立てて、頭側に抜けるように立つ。
四方投げ(受けは岸本)
 ・ 受けの表側に移動して、受けが打ってくる勢いを流す。
 ・ あとは背中を丸めて。頭を上げるとかついでしまう。
入り身投げ(受けは林)
 ・ 腕は後ろ、脚は前。
 ・ 足捌きの歩み足を思い出して、踏み出す。
・ 後ろにぴったり、頸動脈をとる。肩などはっきりしない位置に手をおか
ない。
・ 転換後、腕を受けの頭にガツンと当てると危険な技になるので気を付け
る。
座技呼吸法
呼吸合わせ

印象的だったこと
全てを通して、石田先生の指先がそるようにピーンとのびていた。
受けをとったとき、しなやかな動きの中に、素早さとバネを感じて、必死でついて行った。

合気道稽古日誌                    2015年7月14日

自主稽古
場所:西スポ、15:00〜18:00
参加:森川

体操¬ー呼吸法ー四方切り
 ・ 植芝先生のお写真に向かって、礼、呼吸合わせ。
足捌き:(畳の真ん中に騎馬立ち)六方向に、送り足・継ぎ足・送って継いで開
    く足・継いで送って開く足。
受け身:後ろ、前、飛び込んで前。
膝行:前、後ろ、転換。

(以下は全てエアー)
[逆半身片手取り]
歩み足で、裏へ抜けて一直線。
 ・ 足裏擦るな。
入り身投げ
・ 東→西
・ クロールの手。
・ 死んだ手はダメ。
[正面打ち]12日の石田先生のお稽古を思い出しながら。
一教
四方投げ
入り身投げ

感想
 広い体育場にひとり、植芝先生の写真に向かって行う。とてもリアルに植芝先生を感じた、貴重な体験となる。
 意気揚々と12枚畳を敷き、上げるとき、何倍もしんどいことに改めて気付く。

合気道稽古日誌                    2015年7月18日

指導:篠原先生
場所:北スポ、18:00〜21:00
参加:佐藤、大門、永田、本間、田中(り)、岸本、小谷、矢野、森川、大松(た)、廣田

体操¬ー呼吸法ー四方切り
・ 体操の途中で、畳の線に両母指球を揃えて半身になり、腕を大きく上回し、下回し。膝が足指先より前に出ないように。おへそ、きっちり西(東)。
  正中面で腕を回す。
足捌き
・ 送り足、継ぎ足、送って継いで送り足、継いで送って寄せる足、の4種を騎馬立ち、左半身、右半身連続で北—東—南—西。
  ポイントは3つ。1、両母指球を意識する。2、きちんと東西南北を向く。
  3、みんなが同じリズム同じ方向を向く。たとえ間違っても「場」全体が一 
  つの流れのようにして動くことが大切。
  足を畳みに擦らないように。
・ (水が流れる狭い隙間を進むと仮定して)歩み足で上半身十分にひねり、
逆半身の脚を出す。
・ (水が流れる狭い隙間を進むと仮定して)入り身—転換—回転を畳の東西を使って進むように行う。

(以下、受けは全てたえさん)
2人で呼吸合わせ
・ しばらく普通に。その後、陰陽で。よく練ること。
[肩取り]
肩を取らせるまで。
・ 取りが「さぁ、ここへ」と呼ぶように態度で示す(手で掴んで示すことはしない)。
・ 取りは入り身転換。受けは追う。しばらく続けて、受け取り交代。
・ (途中で止められて)取りは一回ずつ半身を取って、はっきり示す。
入り身転換して相対するまで。
・ 取りは前の腕で切って、受けの腕の上に載せる。
・ 取りと受けはつながる。「今日伝えたいことは、これが全て」
入り身投げ
・ (途中で止められて)後ろ手が死んでいてはダメ。
呼吸投げ(?)
・ 上から切った手を、受けの表側に流す。脚も同時に出す。受けと平行にな 
る。もう一方の腕を受けの前面に擦り上げて伸びる。
・ 受けは付いてきてくれている、と信じる。自分も信じる。
小手返し(2種)
・ 1、転換—転換
・ 2、受けの表側に流し、すぐに小手をとる。
四方投げ
一教
・ 腕を受けの腕に載せるーつながるー上段に切る。
座技呼吸法
・ 受けが握ってくる「筋」を感じ取り、その筋道に沿って力を通すと、ほ
  とんど力はいらない。
呼吸合わせ

合気道稽古日誌                    2015年7月20日

指導:篠原先生
場所:西スポ、15:00〜18:00
参加:佐藤、植田、くし野、梨岡、川住、岸本、小谷、矢野、森川、大松(た)、金澤、高田

体操¬ー呼吸法ー四方切り(18日に同じ)
足捌き(東西南北に向いて四種の足捌き。18日より少しゆっくりだったように思う)

[正面打ち]
受けが切り上げるまで。(受けは森川)
 ・ 取りは半身を示す。受けは、取りに当ててもいいぐらいの勢いで、まっ
 すぐに切り上げる。取りは反り返る。
手刀を合わせるまで。
 ・ 合わせてから、取りは移動して引いたり押したり。受けはつながったま
 ま付いてゆく。
入り身に入るまで。
 ・ 取りは手刀切り下ろし、受けは付いてゆく。お互いに接点大切に。
入り身投げ
 ・ 正面から向かってくる受けを、裏に体を進めてかわす。
 ・ 体の一回り外側にふわふわした羽のようなものを纏っている感覚。
四方投げ(受けは佐藤) 
 ・ 正面から向かってくる受けを、表に体を進めてかわす。
 ・ 上記を入り身転換して行うので、受けも相対するように移動。
一教(受けは岸本)
 ・ 正面から向かってくる受けを、下からとらえてかわす。
 ・ 表:受けの腕を90度—180度—270度と回転させる。
内回転投げ。当て身まで。(受けは大松)
 ・ 真横に一重に移動。手刀切り下ろしてパス(腕の力ではなく、ふわっと
   大きく。受けと一体)。その流れで当て身。
上記、当て身をして受けをのけ反らせたら、そのまま擦り上げて内脚入れる投げ。
内回転投げ
 ・ 受けは取りと一緒に脚をひく。取りと受けは一体。
座技呼吸法
呼吸合わせ

印象的だった言葉(言葉使いは覚え間違っているかもしれないが、心は合っていると思う)
 「受けと取りが、ひとつの生き物のようになって動く。」
 「取りは、受けの力を“もらいます”。このとき、ひとりでは出せない力が生まれます。」
 「何ももらない、足さない、引かない。そのままに。」
 
 受けと取りは対立するのではなく、同じ一つの流れの中にあって、互いに力を与えあって、高め合う。このとき、ひとりでは出し得ない力が生まれる、ということを、ひじょうに感じたお稽古でした。

合気道稽古日誌                    2015年7月28日

指導:佐本さん
場所:西スポ、15:00〜18:00
参加:佐藤、くし野、田中ゆ、上阪、田中り、森川、渡邊、海野

阿吽の呼吸
・ 常にお尻の穴を締める。
・ 脚は、狭すぎず広すぎず肩幅に開く。
・ 足の裏からゆっくり吸って、腕の通る位置の体の内部を感じる。痛いところはないかな。
・ 中丹田に響かせるつもりで。
・ 形を変えて、今度は外へ外へ。
呼吸合わせ
呼吸そう錬
・ どのときも前かがみにならない。胸を張って。
とり船

畳に座って、お話を聞く。
「多田先生は何度もおっしゃいました。自在に動けるようになるためには、体を透明にして(空っぽにして)、その体を宇宙のエネルギー“気”でいっぱいにする。この床も止まっているように見えるが、実はものすごいスピードで動いている。しかし、体を透明にする、と言っても抽象的。そうなるための具体的な方法が3つある」
 1、緊張と弛緩。
 2、深く吸って、空気を取り込み体の隅々まで行き渡らせ、ネガティブなも
 のを全て吐き出すように息を吐く。
 3、大きな声で笑う。あ・い・う・え・お・ん。
(休憩)
座禅
・ 畳のへりにお尻を乗せ、ひざを床につける。手はどのように組んでも良いが、気がぐるぐる回るように意識して。15分ほど座禅を組む。左右前後に揺れる。
一足ずつ継ぐように歩く。
二人ひと組になり、前後に並んで歩き、後ろの人が右折・左折・直進の気を送る。前の人は、その気を感じて送られたと思う方向に曲がる。
二人ひと組になり、前の人は座る。後ろの人は前の人に、首を左・右に曲げる・前後に倒す、のどれかの気を送る。前の人は、その気を感じて送られたと思う方向に首を動かす。
二人で呼吸合わせ。
・ 吸い始め、吸い終り、吐き始め、吐き終りの四点を特に意識する。
・ 普通に行う。乗ってきたら、陰陽で。

体術に入る前に、お話。「気を通すことに集中する。技が始まったら、その技にはこだわらず、呼吸法によって体に満ちた気を相手に通すことを意識しよう。“相手”とは人のときもあれば、剣杖のときもある」
六方向の転換(四番まで)
・ 普通に。
・ 取りは何歩か歩いて。
入り身投げ
・ 色々と技のポイントはあるが、今日は気持ち良く気を通すことに集中する。
小手返し
天秤投げ
座技呼吸法
呼吸合わせ

感想
 呼吸法、気の錬磨を集中して行ったあとの体術が、とても気持ちよかった。体に満ちた気が、すうっと流れ出るような実感があった。
 阿吽の呼吸で、体の中を調べるとき、今自分が痛めている膝に気を送ったら、温かくなったように感じた。
 イタリアで稽古を積まれた佐本さんが前にも増して“透明に”なったように感じられる。

合気道稽古日誌                    2015年7月30日

自主稽古
場所:石橋北会館、18:00〜20:30
参加:佐藤、菱田、森川

体操ー呼吸法を菱田君主導で行う。
呼吸法について、手順よりも、もっとゆっくり丁寧に、何を意識しながら行うのか考えよう、と提案。
受けと取りが一体になる、合気することが分かりやすいお稽古をしようということになり、ここから佐藤君主導で行う。

二人で行う呼吸合わせ。練ってから、陰陽に。
[逆半身片手どり]
歩み足で受けを通り過ぎる。受けはそれを感じて受け身。
[肩取り]
入り身転換して、腕をつなげる(腕を払うのではなく乗せる)。これを連続。
入り身転換して、腕をつなげ、接点を大事にして取りは前後左右に動く。そのあと、地の手で呼吸投げ。
入り身投げ。
[両手取り]
一教。
座技呼吸法。

感想
 なかなか大阪の稽古に参加できない菱田君に、最近代稽古で教わったことを伝えたいと思った。というか、三先生の「私たちに伝えたいこと」がびんびん響いてきて、それを外へ解き放ちたかった、と言った方が近いように思う。
 佐藤君との呼吸合わせで、ひじょうに気の力を感じた。これもイタリアの成果?
 清道館のメンバーだけで充実した自主稽古ができるようになった、と皆で喜んだ。