佐藤君*早川さん結婚パーティ 式次第

先日行われた、清道館の佐藤君と凱風館の早川さんの結婚披露パーティの式次第。
二人に身近で関わった人たちや、この日の残念ながら駆けつけることができなかった人たちの言葉を、幹事のメンバーが集めて式次第に。イラストにも、寄せられた文章にも感じるものがあります。みなさんの記憶に残るといいなと思い、ご本人たちの了承を得て「みんなの部室」に投稿させてもらうことにしました。井上

表紙:ウエルカムボード
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<新郎新婦からのご挨拶 >
みなさま、こんばんは。本日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございます。
紙幅をお借りして、ご挨拶させていただきます。

○佐藤 龍彦
新しい生活が始まってから3ヶ月ほど経ちました。いまでもときおり、自分の傍に奥さん(となった早川さん)がいることに不思議な新鮮さを感じます。1年前には、この結婚生活を想像すらしていませんでした。人生何がどうなるかわかったものではありませんね。

思い返せば、井上清恵先生に⼊門を許して頂いて以来、お稽古でもお酒の席でも凱風館や清道館の素晴らしい方々に囲まれ、ご指導をいただきながら充実した日々を過ごしてきました。いまでは、なにか大きくゆったりとした流れの中に安⼼して⾝を預けていられる、というはっきりとした感覚があります。

私達が結婚できたのも、みなさまからの⼼強い支えがあってのことだと思います。みなさまお一人おひとりに⼼から感謝申し上げます。師匠の井上清恵先生、清道館別館館⻑の英作さんには、言い尽くせないご恩を感じております。私達が平和で幸せな日々を送っていくことが、せめてものご恩返しになるかと思っております。今後ともご指導賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。最後に、この日のために幹事の方々には大変⼊念な準備をしていただきました。お礼の言葉もありませんが、本当に感謝申し上げます。

○早川 知佐
合気道を始めてから4年、たくさんの出会いがありました。初めての審査の時から切磋琢磨している千鳥足隊、お稽古後の飲み会も楽しく、⻑くお稽古に通う程に出会いの輪が広がっていきました。

合気道の大先輩の清恵さんが清道館を開かれ、佐藤さんと出会いました。英作さんと清恵さんご夫妻はお付き合いしている頃から親⾝に相談にのってくださり、婚姻届の証人にもなっていただきました。私たちも仲睦まじい夫婦になりたいと思っています。

結婚してから3か月が経ち、家の中も二人の生活も落ち着いてきました。お付き合いしていた時も、今も、皆さまの温かい言葉が⾝に沁みます。皆さまとの出会いに感謝しております。夫婦共々、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

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<祝辞のようなもの 清道館別館館長 井上 英作>
「Young Love May Be Oh So Mean」。どれほど聞いたか分からないRoxy Musicの名盤「Flesh+ Blood」の中に収められた曲の中の一節である。今から35年程前、高校生だった僕には、この歌詞の意味がよく分からなかった。
今回、佐藤君と早川さんが結婚すると聞いて、真っ先に浮かんだのが、この歌詞だった。

ご本人たちの了解を得ているので、敢えて言うが、お二人とも二度目の結婚である。一度は、上手くいかなかったものの、もう一度、他者と関わりながら生活することを決めた二人に、僕は人としての成熟を見る思いがする。

人は、赤の他人と生活を共にするという摩訶不思議な結婚というものを発見し、この仕組みは今もなお持続している。僕も結婚してみて分かったのだが、世の中には色々な人がいるものだなというあまりに単純な答えだった。夜中に突然悪夢にうなされて絶叫したり、机の引き出しに消しゴムが10個もあったりすると、つくづく、そう思うのである。そんな他者と関わることによって、浮き彫りになってくるのは、「私」である。かつて郷ひろみの曲に「あなたがいたから僕がいた」というのがある。「私」というのは、それぐらいのものでしかない。「あなた」が最初に存在し、そのついでに「私」が存在するのである。

河合隼雄は村上春樹との対談で、夫婦になるというのは「苦しむために、「井戸堀り」をするためなんだ」と言っている。僕は、この考え方を激しく支持する。

「私」という大きな「問い」は、他者と深く関わっていくことでしか、その輪郭さえも分からない。その「問い」を解いていくことが成熟につながるのだと思う。そう、最大の他者とは、「私」のことなのである。だから、人はその大きな「問い」に答えるための装置として結婚というものを発明したのだと思う。

合気道には、勝ち負けがないそうである。ないそうなどと他人事のように僕が言うのは、僕が合気道をしていないからである。僕は、そのことについてずっと考えていたのだが、合気道というのは、「私」と出会うために作られた装置ではないかと思っている。そんな合気道を通じて、佐藤君と早川さんが結び付いたこと、そして、清道館がそのことに深く関与していたことを、僕は大変嬉しく思うのである。

<仲間からの言葉>
○清道館 岡田 充弘
佐藤さんには今まで同門の先輩として、そして大人としてのアドバイスをたくさん頂きました。そんな兄弟子である佐藤さんのご結婚をお祝いでき、大変嬉しく思います。お仕事・お稽古・家庭を大切にされる佐藤さんをこれからも先輩としてお手本にさせていただきます。

早川さんには⼊門して以来、⾝近な先輩としてずっとご指導して頂きました。稽古場の空気がピリッとした感じになっても、ほんわかした雰囲気の早川さんと組んでいると、大変穏やかな気持ちで稽古に取り組めました。いつも穏やかで暖かい人柄の早川さんですから、きっとそのような家庭を佐藤さんと築かれるのだと思います。末永くお幸せに。

幸せなお二人とまたお稽古できる日を楽しみにしています。

○清道館 大門 一茂
この度はおめでとうございます。大変お世話になったお二人が結ばれた事を、まるで自分の事のように幸せを感じています。さて、自分はあらたまってモノを語るのは不得手なので、以下の詩にメッセージをたくしたいと思います。

・・・二人が睦まじくいるためには、愚かでいるほうがいい。立派すぎないほうがいい・・・
正しいことを言うときは、少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは、相手を傷つけやすいものだと気づいているほうがいい・・・
ゆったりゆたかに光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら、生きていることのなつかしさにふと胸が熱くなる。
そんな日があってもいい
そして、なぜ胸が熱くなるのか、黙っていても二人はわかるのであってほしい
(吉野弘「祝婚歌」抜粋)

○合気道凱風館 渡邊 乃月
2011 年秋 甲南合気会同期生として出会ったちーちゃんと私の共通点は意外に多い。学年、⾎液型、卒業校、九州暮らし、兄弟、もちろん性別、その他ごにょごにょ。

彼⼥は凱風館の中で、ずば抜けて「可愛い」圧倒的に「可愛い」⽿の裏まで「可愛い」。特に酒宴で⾶び出す発言は「異常に可愛い」その一言が私の腰骨を直撃しフニャリ、隣で熱燗を啜る先輩方も脚⼒を奪われてヘニャリ、ふんわりと空気をかき混ぜてしまう。

純真爛漫な天然記念種っぷりに、この先 佐藤さんの匂いが交じるのか交じらないのか、とにかく油断ならない。清道館から”大衆酒場いこい”へ皆と笑う夜が丸く解けて温まってゆく。

時に苦しい合気の道中、こんなにも誠実で美しいお二人との出会いに⽴ち会えたことを誇りに思う合気道は知れば知るほど難しさが深まり、謎も深まり、人生とつながって面白くなってゆく。

○合気道凱風館 原田 徳子
ある日のお稽古の帰り。ちーちゃんがととっと寄ってきて、「清道館の佐藤さんと結婚することになりました」。「わ〜、おめでとう♪」と祝福しつつ、佐藤さんってどんな人だっけ…?と名前と顔が一致しない私…(^^;)。 でもその後、ラスペツィアの気の練磨のお稽古でご一緒に。ふんわり、キュートなちーちゃんと、これまたほんわかした佐藤さんのツーショットもたっぷり拝⾒して、私も幸せ気分♡

これからも幸せのおすそ分けをよろしく〜。そして、のろけとグチ(?)をサカナに飲みましょ(*^^)v

<ちーちゃん観察記  佐本 泉>
◆2014 年 5 月 29 日 屋形船
最初に、あれっ?と思ったのは、双子座誕生日会で屋形船に乗った日のことです。清恵さん神吉さん⾦澤さんと私の誕生日に合わせて屋形船を借りてお祝いしようという会で、鯉ちゃんが手配してくれました。ちーちゃんと伸代さんが二人揃ってやってきて、ちーちゃんは
私の誕生日会でもあることを知らなかったようで(!)、なんでやねん。(>_<)。

屋形船に早めについたので、どこ座ろうかな〜って眺めつつ、みんなを待っていたのですが、佐藤龍彦さんが、すたすたとやってきて、ちーちゃんの真ん前にすとんと座りました。ガラガラの席で、ここを目指してまっすぐに来て座った姿をみて、佐藤さんってちーちゃんのこと好きやったんや、と思いました。

で、ちーちゃんの顔を覗くと、あれ?この人、なんでここに?困ったなぁ、、って感じだったので、脈無しか〜〜佐藤さん、がんばれ〜って⼼の中でエールを送りました。

◆2014 年 6 月 サボテン電話。
清道館二部@いこいで、菊池さんが、サボテンの鉢を佐藤さんにあげる約束をしていたからと、たくさん持ってきていました。佐藤さんへのスペシャルなサボテンの鉢は決まっていたのですが、「みんな好きなサボテンを選んでね」って言われて、私の家は植物はなぜか枯れてしまうので遠慮して、みんながどんな多肉植物を選ぶのか観察していました。

ちーちゃんが、なんか丸っこいのを選んでいて、佐藤さんの鉢にも同じようなサボテンがいて「あれ、これとこれは兄弟?」って聞いたら、菊池さんが「そうそう、どんどん増えてくるねん」って仰ったので、「サボテンとサボテンが交信するって聞いたことある、このサボテン同士で糸電話みたいに交信できるんちゃう?」と私が言うたらしいです(全く、覚えてないけど)。

その時に、ちーちゃんは、佐藤さんが嫌そうな顔をしていなかったので、佐藤さんって私のこと嫌ってないんや、、と思ったそうです。
えー!!そこ?!
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◆2014 年 7 月森川邸バーベキュー大会
この頃は、私はもう確信を持って、佐藤さんの恋⼼を密かに⾒守っていました。問題なのはちーちゃんで、この人全く気がついていないのか、それとも、気がついてるけど無視してるのか、どっちか全然わからなくて、でも問いただしたら、二人の間にある柔らかい感じがつぶれてしまいそうなので、気付かないふりをしていました。

森川さんが、お家バーベキューパーティに皆を招待してくださり、私はツーショットの写真を撮ろうと狙っていたのですが、そんなことに全く知らない川住さんが、二人の真ん中にいて、何回かトライしたのですが、川住さんも何回も笑顔をくれて、三人がニコニコ笑う、写真となりました。

その日、ちーちゃんが、多田先生の50 周年稽古会(ローマ)に一緒に⾏こうと佐藤さんを誘っていたので、あれ?ちーちゃんが佐藤さんを誘っている、と⽿ダンボ。この人、もしかして自分の気持ちに気付いていないんちゃうやろか?もしそうでなかったら、ほんま罪作りな人やな〜と⼼配する佐本でした。

そして・・・10 日間のラスペツィア合気道三昧から帰ってきたら、何故か、ちーちゃんが私と目を合わせない。出発前に無自覚になんか悪いこと言うたんやろか、と気にしていたのですが、どうも私が留守をしていた 10 日間のうちに、二人はお付き合いすることになって、感のいい佐本さんにはすぐにばれるに違いないので、目を合わせられなかったとのこと。
分かり易すぎ〜(^^;)。でも、ほんとに良かった!!

それから 1 年後の 2015 年 7 月末に、お二人は⼊籍されました。

めでたし、めでたし。

<ウエルカムボード制作者から 清道館 田中 友希子>
2本の糸は、佐藤さんと早川さんの⾚い糸(ほんとベタですが)のつもりです。あわび結びにしました。
結婚相手につながっていると巷で言う⾚い糸―伴侶とだけでなく、人生で出会うべき人に会うたびに結び目ができる、そうも思えるのです。

佐藤さんは光安さんとのつながりで清道館に⼊会し、早川さんは出来⽴てほやほやの清道館に先輩として何度もお稽古に来てくださって、丁寧に面倒をみてくださいました。

佐藤さんは早川さんに(こっそりと)粘り強―くアタックし(と聞いています)2人の結び目ができました。でもそれ以前に2人の糸には、今日ここにいらっしやる方々との出会いがあり、それが2人の結び目につながったんですね。

ウェルカムボードの龍彦さんと知佐さんの2本の糸、あわび結びの先は⾒えませんが、実はずっと伸びています。これからは2人分、たくさんの出会いの結び目ができることでしょう。結び目が増える中で、豊かに広がるであろうお2人の人生を祝福して。

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