1/5 稽古初め 阿波座

2016年 稽古初め

逆半身片手取り
六方向転換からの呼吸投げ
一番
二番
三番
四番
(五番は飛ばして)
六番

外回転投げ
四方投げ

新年の初稽古は、逆半身片手取り、いろはのい、から。
芦屋体育館の、多田塾甲南合気会の稽古に、初めて参加した日のことを思い出す。
先輩がひとり付いてくれて、いちばん最初にやったのが逆半身片手取りの入り身投げ、そして四方投げだった。
四方投げを教えてもらっている時に内田先生が傍にやってきて、確かに、「この人はなかなか筋がいいねぇ」と仰った。
この一言で、大きな勘違いをしてこの道に入った。
後日、内田先生は入門したおおよそ誰にでも同じことを言ってるのを目撃し、難しさに悶絶しながら、ああ勘違いだったと思い知る。
あれから11年。勘違いもしてみるもので、ずいぶん遠くに来たもんだと思う。
もちろん、エベレストのやっと裾野あたりで、未だもがいているんですけど。

さておき、逆半身片手取り。
初心者にはこの取り手から教える合気道道場は多いと思う。
確かに基本である。よって全てでもある。

呼吸投げ一番、二番、三番、四番
相手が手を取りに来る。
取りに来る相手の手とその力を「見る」。つまり力と拮抗し、対立的に、投げようとして投げる。
反して、ただ自分の後ろ脚のかかとから、伸ばされた手先へと通り抜ける「気」だけを「見る」。
この二つの違いを試してもらう。当然、「やった感」のない方が正しい。
「やった感」のない方が身体の使い方がより自然で、つまり強い。
理屈で説明され、脳的に理解しようとするより、あくまでも実際に動いた体感で違いを体認する。
その感覚を繰り返し味わうことで、身体がより自然な方を勝手に選択し始める。
といいな。

六方向転換六番で使う、外から巻きつける手。
これ、苦手な人がとても多い。
六番の取り手から転換回転して呼吸投げと、外回転投げ
自分の手と相手の手とが巻き付いて、相手の身体と繋がった長い鞭のように全身がしなる感覚。
うまく巻き付いていないとこれがない。下手すると相手の手が途中で切れてしまう。
指を張って手刀を立てるのではなく、バナナを持つように、受話器を持ってもしもしと言う感じ。
スマホしか知らない若い人には、「受話器」がわからないらしい。えーっ

というわけで、今日も引き続き、逆半身片手取り。

いつでも一人稽古するつもりで、道場に入る。
3年前、内田先生にご訓示いただいた、稽古場をやっていく者として当然の心構えを、今いちど2016年の年頭に確認する。