代稽古 稽古日誌をアップしました

井上がヨーロッパに遠征中の10日間の間、3月に初段となった4人に、代稽古をしてもらうことになった。

内田先生に3周年のご報告と御礼のご挨拶をした際、
「代稽古を頼めるようになることが、道場として、最初のステージクリアだね」
と仰った。

代稽古すること、先生の代わりとして稽古を主宰し指導することが、どれだけ勉強になるか。
それは、私自身が身を持って経験してきたことである。
これをみんなにも是非、経験してもらわねばならない。

代稽古の稽古日誌を書くことを、今回の4人には宿題として課させてもらった。
4人がそれぞれに悩み、考え、単なる私の代わりというのを超えて、創意工夫して稽古を主宰したか、プレッシャーにもがきながらも、任された場を責任を持って成し遂げ、どれだけ成長したか。
本人たちの了承を得て、あえてノーカット、ノー編集で全文をアップします。

これを機に、今後も機会を設けたいと思う。
代稽古する助教の制度を、凱風館内田先生のやり方に習い、準じたいと思います。
みなさん、代稽古してくださってありがとうございます。
彼らを応援するべく稽古に参加してくれた、仲間思いな清道館メンバーにも感謝します。

もちろん、お付き合いで参加した門人はいないと思う。
なにより私自身、凱風館の他の助教の先輩、後輩のみなさんのお稽古に参加することは、毎回ものすごく勉強になる。
同じ師匠に習いながら、各人それぞれに全く違う受け取り方があり、出力が変わるのが面白い。
みなそれぞれに、日々研究をされているということがよく分かり、大きな刺激を受ける。
みんなもそうであるに違いないと思う。
代稽古は、指導する人も参加する人も、互いが学び合い、刺激し合えるよい場だと思う。

最後になりましたが、この場を借りて、私が不在の間、弟子たちの稽古にご参加くださった凱風館の皆さまに、心より御礼申し上げます。