3/27(日) 阿波座 指導:佐藤

○日時・場所
 3月27日(日)15時~18時 西スポーツセンター
○参加者:藪内さん、松本さん、岸本さん、田中(ゆ)さん、大門さん、川住さん、小谷さん、井村さん、飛田さん(9名)
○稽古内容
1.体操、呼吸法、呼吸操練、四方切り
2.剣杖(素振り、左右に回して素振り、前後に素振り)
2.転換(4番まで)(受け:井村さん)
3.ランダム転換(4番まで)(受け:井村さん)
4.正面打ち、入り身に入る(受け:小谷さん):受けはしっかりと打ち込む。取りは受けの打ち込みに対向しない。まずは剣線を躱すことが大事。そのための足捌き。
5.入り身投げ(受け:小谷さん):手刀を重力に任せて斬る。筋力由来の加速度は各人各様だが、重力加速度は全ての人に共通しているので違和感を感じない、という自説を無謀にも披露。
6.気の結び(受け:田中(ゆ)さん):手刀が合ったところから接点を保ったまま自由に動く。受けは細かくついて行く。取りは途中で左右の手をバトンタッチしてもよい。相手、自分、そして場に対するリスペクトが大事。
7.小手返し(受け:田中(ゆ)さん):気の結びを重視。手刀を重力に任せて斬り、受けを誘い込む。
7.内回転投げ(受け:大門さん):受けは当て身に反応し、空いている方の手で身を守る。当てられっぱなしにしない。相手の頭を下げるために、本気で畳を触りに行く。
8.四方投げ(受け:大門さん):手刀をガチッと当てない。相手の手刀を自分の懐に呼び込みながら合わせ、斬り下ろす。
9.天秤投げ(受け:大門さん):四方投げ→天秤投げのつながり、肘を曲げない。遠くを見る。投げるときは親指を下に。
10.一教(受け:川住さん):相手の肩甲骨を動かしてあげる。そのために脇腹を伸ばしてあげる。
11.三教(受け:岸本さん):(まずは一教。三教でも相手の肩甲骨を動かしてあげる。そのために相手の手先から肩甲骨まで繋げてあげる。)
○所感
 前日の岸本さんの代稽古が面白かったです。普段は慎ましい人ですが、ご自身の考えをしっかり説明される姿勢に接することができ、とても勉強になりました。
 今回の稽古を準備するにあたり、当初は「自分ができること」を中心に考えていましたが、そのレパートリーが少なすぎて、ほどなく行き詰まります。
 先日の合宿での宴会で内田先生と井上先生から伺ったことを思い出し、「(何をやってもいいんだったら)むしろ自分が苦手に思っていることをやってみる」ことにしました。
 ただ、苦手なことばかりやると稽古全体がトーンダウンしそうなので、数カ所盛り込む程度に。
 もうひとつ。思い切って自説や信条を言い表してみました。リスペクト云々は、イタリアで強く感じたので、いつかお話ししたいと思ってました。
 スケジューリングが甘く、一教が終わった時点で17時45分。ただ、三教(苦手の一つ)を是非やりたくて無理にねじ込み、ギリギリまで時間が押してしまいました。
 皆さんのご協力のもと、無事に稽古を終えることができました。
 振り返ると、言いたかったことの半分も伝えられませんでした。自分で説明をしながら、「本当に下手だなー」と思いました。恥ずかしい限りですが、そのぶん多くのことを考えることができました。
 ありがとうございました。