5/15 阿波座

清道館では今まで大学生が最年少だったが、その記録が一気に更新されて、昨日、中学生の女の子が入門した。

凱風館でもそうだが、繊細な硝子細工のような体躯を持つ人が一人でも場に入ると、さーっとみんなの感度が変わる。
壊さないように傷つけないように、こちらも感覚を細かく割って、相手の柔らかくて壊れそうな体感を追うことに細心の注意を向けるようになる。
このとき力や身体の大きさや強さ、筋力といったものは使えず、むしろ邪魔になる。
この時点ですでに「柔らかくて繊細な相手」に「場を主宰されて」しまう。
繊細で柔らかい方が優位、なのだ。

このようにして、体感は同期する。
こちらが繊細で柔らかいと、相手もそうなる。
こちらががっつりだと必ず相手もがっつりになる。

相手が繊細で壊れやすいと、こちらも身体を細かく割り、感覚を鋭敏にして相手の体感を繊細に追う。
これを、身体が大きく強い相手、力で拮抗しようとする相手にも、同じようにやる。
この時に追うのは相手の強さではない、相手の力感やを確認して追うのではない。
強くて大きくてがっつりした相手をこそ「繊細で壊れやすい」ものとして、そういうものとして、追う。
うまく言葉にできなくて申し訳ない。
二次元の時系列である言葉には還元できない感覚のほうが殆どなので、仕方ないのである。

受け身の稽古
<両手取り>
天地投げの地の手
天地投げの天の手
天地投げ
足捌き、回転、転換、入り身転換180度/90度、入り身回転
四方投げの手捌き
四方投げ
入り身投げの入り身
入り身投げ裏
入り身投げ表
一教 入り身転換/二本引き

土曜日の守さんの講習会。
合気道では投げ技などで、後ろ脚のかかとを畳に付ける。
私も門人にしつこくかかとを付けろという。
その理由については、力がすっぽぬけるから、とか力が通らないから、などと説明するも、感覚的なものしか自分にはなく、いまいち明確な確信がなかった。
しかし守さんの昨日のテーマはその重要性を裏付け、さらに目から鱗が落ちるものだった。
さっそくできることから稽古で試してみる。
まずは呼吸合わせの後ろかかと重心。
実は私自身は以前からずっとそうやっていたのだが、確信を得たのでみんなにもやってもらう。
後ろに重心をかけて前足を仮足にして自由に、という動きがなぜかみんな苦手だが、これで克服してくれるかもしれない。
また入り身投げの重心はどうしても母子丘側にかかる、これを自身で修正してみる。
佐藤君のようなしっかり重量感の相手を投げた時のバランスが明らかに変わった気がする。
四方投げの重心は前脚にかけるが、前傾してしまうと後ろの重心が浮いてしまうので、これは今後要検証だ。
守さんの教えは毎回毎回が新しくてしかもすごい。自分の合気道にとって実に有益で多大なヒントをくださる。ありがたいことだ。

そして今日は甲野先生。
今日も宝箱がひっくりかえされるに違いない。
この方たちはいったいどうなっているんだろう。