新年稽古初め。長かったコロナ禍をみな無事に乗り越えて、2024年をスタートすることができました。感謝です。今日からまた粛々と稽古をしていきましょう。みなが楽しく稽古できるように、道場長としてできることは何か、日々模索しながら頑張っていきたいと思います。よろしくお願い致します。
基本的な技を丁寧に、相手と対立しない、他人と比較しない、相対的な力を使わない、力感を求めない、やった感を実証としない、相対的な優劣や強弱を競わず、他者の承認に頼ることなく、普遍的で絶対的な自分の技と心を、合気道という稽古法によって研究し磨いていく。この難しい課題に、今年も引き続き淡々と取り組みたいと思っています。
やった感のなさ、といいますが、これも実際、それを認知させてくれる相手がいないと、やった感があるか無いかはわかりません。そもそも何もしなければやった感はありません。結局稽古する相手が（どんな相手であろうと）いなければできないのが合気道。一人稽古は必要ですが、その成果も相手があってわかること。
少なくとも稽古できる相手と、場所と、稽古できる程度の心身がありさえすれば、続けられる。そのことにまずは感謝して、今年を始めたいと思います。悩みつつ、それでも楽しさ、面白さは尽きなさそうです。
みなさんと今年も稽古ができる、稽古する場があることに、心から感謝を申し上げたいと思います。今年もよろしくお願いします。
合気道 清道館 